前回は、日本のお金には「6種類の硬貨がある」ことを楽しく学ぶGAMEをご紹介しました。
今回は、FP原田と当時3歳の娘が考案したオリジナルゲーム「パクパクワニさん」を使って、お金の「名前」、「金額の大小」、「組合せ」と「合計額」などを遊びながら楽しく学べる方法をお伝えします。
Step by step で、お子様の成長や理解度に合わせて少しずつ進めていくとよいですよ!
まずは、硬貨6種類から!
おうちで簡単にできますので、ぜひ、試してみてください!
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GAME「パクパクワニさん」
食いしん坊のワニさん。
お腹がペコペコで、間違えてお金を食べちゃった!
さぁ大変だ!
ワニさんから、お金を出して助けてあげなきゃ!!
【ゲームを始める前に準備するもの】
- 手が入るサイズの封筒・・・1枚
- クレヨン、マーカーなど
【ワニさんづくり】
封筒の口側が、ワニの口になるように、絵を描きましょう。
お絵描き好きのお子様は、ぜひ自分で描いてみましょう!愛着がわきますよ~
(この写真は、初代「パクパクワニさん」です)
【各ゲームで使うもの】
- パクパクワニさん
- おもちゃのお金(硬貨)6種類・・・複数枚ずつ(できれば、本物に近い絵柄・色が良いです)
【ゲームの準備】
パクパクワニさんに、6種類のお金(硬貨)を複数枚入れる
- コインの枚数は自由です
- 慣れてきたら枚数を増やすとよいです!
- 覚えづらいお金を多めに入れておくと練習になります!
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GAME➀お金の名前「パクパクわにさん、"お金”何食べた?」
ワニさんが食べちゃった「お金は何かな?」
【ゴール】
- お金(硬貨)の名前を言うことができる
【対象年齢】
2歳くらい~(※おもちゃのお金は、小さいので誤飲に注意!)
【遊び方】
①中を見ないように、ワニさんの口から手を入れ、1枚だけお金を取り出す
- 封筒を「パクパク~パクパク~」と動かしてあげると、より楽しめます!
②取り出したお金の名前を大きな声で言う
- 「このお金は何かな?」と問いかけたり、お金の色や特徴などを情報を伝えてあげると、より定着します!
【アレンジ】
- 回答の制限時間を設定(5秒カウントなど)
- 親子でどちらが早く答えられるか競争
- お金の種類ごとに、何枚あるか数える
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GAME②金額の大小「金額が大きいお金はどっち?」
ワニさんから取り出したお金「どっち(どれ)が金額が大きい(小さい)かな?」
【ゴール】
- 2枚のお金を比べて、どちらが金額が大きい(小さい)かがわかる
- 3枚以上のお金を比べて、どのお金が一番金額大きい(小さい)がわかる
- 金額順にお金を並べ替えることができる
【対象年齢】
2歳くらい~(※おもちゃのお金は、小さいので誤飲に注意!)
【遊び方】
①中を見ないように、ワニさんの口から2枚のお金を取り出して並べる
②「どっちのお金の金額が大きい(小さい)かな?」と子どもに質問
③「せ~の」の掛け声で、子どもは「○○円!」と大きな声で答える
- スピードアップしながら、何度も繰り返すと盛り上がります!
【アレンジ】
- 回答の制限時間を設定
- 2枚に慣れてきたら、3枚以上に
- 制限時間内に、取り出したお金を金額順に並べる(大きい順、小さい順)
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GAME③組合せと合計額「パクパクワニさん、"お金”いくら食べちゃった?」
ワニさん、「何円分のお金を食べちゃったかな?」
【ゴール】
- 2枚のお金の合計額がわかる
- 3枚以上のお金の合計額がわかる
【対象年齢】
3歳くらい~(※おもちゃのお金は、小さいので誤飲に注意!)
【遊び方】
①中を見ないように、ワニさんの口から2枚のお金を取り出して並べる
②「お金、何円あるかな?」と合計額を子どもに質問
③「せ~の」の掛け声で、子どもは「○○円!」と大きな声で答える
- 子どもは、親のマネが好きなので、親子で交互に繰り返すことをオススメします!
- 複数枚のお金をすぐに見分けることが難しい時は、位ごとにお金を並べ替えて、金額の大きいお金から数え始めるとと良いです!
【アレンジ】
- 回答の制限時間を設定
- 2枚に慣れてきたら、3枚以上に。
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「パクパクワニさん」シリーズは、まだお金の名前や種類もわからない子どもでも、スモールステップを踏みながら、楽しくお金に慣れていくことができるように娘と一緒に考えたオリジナルゲームです。
当時の娘の様子をご紹介します。
GAME① 2020年6月頃~
- ワニさんの「パクパク~パクパク~」という動きが楽しく、何度も何度もリピートしていたら、あっという間に名前を覚えることができました。
GAME② 2020年7月頃~
- 3枚までのお金の中から、一番大きい/小さい金額を見つけることはすぐにできました。
- 5枚のお金の中から、「2番目に小さいお金は?」に対して、すぐにわかりませんでしたが、金額の小さい順に並べ替えてから、1つ1つ焦らず確認しました。
GAME③ 2020年8月頃~
- 2枚はすぐにクリア!
- 3枚以上で、5円玉、50円玉、500円玉が登場すると、最初の頃は混乱していました。そんな時は、「1円玉5枚=5円玉1枚」ということを確認しながら、じっくり焦らず数えていきました。
- 複数枚のお金の場合も、まずは大きな金額順に並べ替えてから数えることに慣れてきたら、枚数が増えても答えられるようになりました。
2020年7月から始めたお小遣いと並行して、時々「パクパクワニさん」をすることで、確実に硬貨の組合せや両替、合計額がわかるようになりました!
硬貨を理解できるようになると、お小遣いを使って買い物に行くのも自信がついてきて、積極的になりました♪
ぜひ、お子様の成長に合わせて、アレンジして楽しんでみてくださいね!
ファイナンシャルプランナー 原田幸子