現在と未来を幸せに生きるために、いわゆる「エンディングノート」を活用して情報整理をしています。
アラフォー子育て世代の私が「エンディングノート」を活用する2つのねらい
- ライフプランの見直し ~情報のアップデートで家計のムダを省く~
- 「もしも」に備える ~備えあれば憂いなし~
定期的に自分と家族の「エンディングノート」を見直しています。
少しずつ書き直したり、情報のスリム化を試みています。
「エンディングノート」を書いたり見直したりする上で、私が気を付けている点などをシェアしていきたいと思います!
「自分の持っている預貯金口座の情報」
★★★ 必ず書いておきたい情報 ★★★
(1)預貯金口座
持っている通帳、ネット銀行の情報を集めましょう!
- 金融機関・支店
- 預貯金の種類(普通・定期・外貨等)
- 口座番号(※暗証番号は記入しない)
- Web用ID(※パスワードは記入しない)
- 使途(※生活費・クレジットカードの引落・年会費引落・教育費・老後資金等)
- その他(※通帳の有無等)
(2)口座自動引落し
通帳(取引記録)を1年分ざっと見てみましょう!
- 項目
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- 例えば・・・積立・家賃・電気料金・水道料金・ガス料金・電話料金・携帯電話料金・プロバイダー料金・新聞購読料・国民健康保険料・国民年金保険料・民間保険料(生命保険、学資保険、医療保険等)・クレジットカードの支払い・各種ローン返済・サブスク料金・年会費の支払い・NHK受信料・マンションの管理費、修繕費 などなど・・・
- 金融機関・支店
- 口座番号
- 引落日(※毎月?毎年?)
- 備考
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【理由① ライフプランの見直し】
現状把握と今後のライフプランを考えるため
預貯金口座の整理は、現在の家計の収支の把握と今後のライフプランを考える上での材料になります。
まずは、自分名義の預貯金口座をすべて書き出しましょう。
口座を書き出すことで、
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毎月の収入と支出を把握できます
- 収入と支出のバランスチェック!
- 無駄の支出の把握
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キャッシュフロー表を作ることができます
- 現在から将来までの資産の推移を見える化
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将来に備え、目的別に「貯める」計画を立てることができます
- 子どもの教育費専用
- 自分の医療・介護・老後資金専用
- 旅行・趣味などのお楽しみ費用 などなど
- 無駄な口座を断捨離することができます
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【理由② もしもに備える】
●相続手続きをスムーズにするため
●口座凍結に備え
相続手続きの際には、財産状況の確認だけでなく、自動引落の対象になっているサービスの解約のためにも、どこの金融機関と取引があるかを知らせる必要があります。
最近では、店舗のある金融機関でも通帳を発行しないケースも増えてきています。
また、若い世代には、各種取引手数料が安い、金利が高い、定期預金のキャンペーンが豊富などといった理由で、店舗を持たないネット銀行も人気ですよね。
通帳がないと、取引のあった金融機関を把握することは至難の業。
手続をしてくれる家族はもちろんのこと、自分の覚えのためにも、必ず残しておきたい情報です。
また、人が亡くなると、その人の口座は凍結されてしまいます。自動引落しもできなくなってしまうので、サービスの解約など各種手続きが必要になってきます。
逆に、口座が凍結されるまでの間は、これまで通り引き落とされてしまうので、それも厄介です。
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私自身、エンディングノートを書き始めて、最初に取り掛かったのは、この項目でした。
定期預金のキャンペーン金利目当てで開設した口座や各種手数料が高くなって使い勝手が悪くなった口座だけでなく、現在の住まいで利用が不便になった地方の金融機関の口座など、今の生活に合わなくなったり必要のない無駄な口座の断捨離を行いました。
そうしたら、管理するのがスッキリ!
引越の多いご家庭では、引越のタイミングで各種変更手続きの際に、一緒に見直しをしてしまうと良いですね!
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シリーズ【もしもに備える】では、子育て世代が「もしもの時」に備えて今からできること、知っておきたいことなどを少しずつお伝えしていきたいと思っています。
ファイナンシャルプランナー 原田幸子